13.潮位を測る(潮位観測の手引き)

 本書は、『波を測る(沿岸波浪観測の手引き)』(平成13年3月発行)に続き(財)沿
岸開発技術研究センターが主催する「海象観測データの解析・活用に関する研究会」
が編集した図書で、潮位変動および潮位観測に関する用語や技術をできる限りわかり
やすく解説したものです。
 潮位変動は、港湾・海岸構造物の計画・設計・建設、港湾や航路の利用・管理、沿岸域
における防災活動や災害の原因究明などにあたって常に考慮しなければならない重要
な要素です。また、工事基準面の設定、施工管理にも、潮位観測記録が活用されま
す。さらに、津波や高潮の実態把握や、水質等の海洋環境の保全のためにも潮位観測
記録は重要ですし、近年注目を集めている地球環境問題の観点から海水面の長期変動
を把握するためにも、潮位観測記録は重要です。
 このような多くの目的を持つ潮位観測に関して、その全体のガイドラインを示し、
何をどのような精度で測り観測結果をどのようにとりまとめるべきかを、わかりやす
く解説した1冊の本、すなわち各機関の観測担当者にとってわかりやすい潮位観測に
関する手引き書は、今日に至るまでとりまとめられていませんでした。
 本書の発行によって、潮位観測担当者の意識向上が図られるとともに、観測および
観測記録整理が質的に向上し、潮位観測記録のより一層の有効活用に役立てれば幸い
です。

  平成 14 年3月発刊 A5 / 188ページ  3,143円 (税込)
(本体2,858円+消費税285円)
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