港湾コンクリート構造物 維持管理 実務ハンドブック(平成21年9月)

 我が国の港湾構造物は、戦後の経済成長とともに整備が進められ、この半世紀で相当程度のストックが蓄積されてきました。今後は、厳しい経済状況の中でこれらのストックを要請される機能を保持しつつ供用して行く必要があります。そのためには適切な維持管理計画のもと点検を実施し、必要に応じて補修・補強を実施し、既存施設を効率的に活用することが重要になります。
 また、平成19年4月に「港湾の施設の技術上の基準を定める省令」が改正され、維持管理に関する事項が明記されました。さらに、平成19年10月に「港湾の施設の維持管理技術マニュアル(沿岸技術ライブラリーNo.26)」が国土交通省および独立行政法人港湾空港技術研究所をはじめとする関係者により作成され、当センターより発行されました。
 本ハンドブックは、「港湾の施設の維持管理技術マニュアル(沿岸技術ライブラリーNo.26)」の内容との整合性に配慮し、港湾構造物の多くを占め、かつ重要な役割を果たしているコンクリート構造物について、維持管理に関する技術や情報をまとめています。内容は、点検診断の要点、補修・補強の工法やその要点、維持管理を実施するための手続きを含み、維持管理に関する知識の向上とともに実務に役立つものになっています。
 本書は、港湾の施設のみならず、ひろく海洋も含んだコンクリート構造物の維持管理に携わっておられる方にとって、有効にご活用いただけるものと考えております。

  平成 21 年9月発刊 A5 / 147ページ  2,095円 (税込)
(本体1,905円+消費税190円)
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