34.事前混合処理工法技術マニュアル(改訂版)

 港湾工事では航路、泊地の拡幅・増深などに伴う浚渫工事で大量の軟弱な浚渫土が発生します。これらの浚渫土の多くはこれまで、埋立地などに投入されてきましたが、近年、処分場の確保が困難になってきており、浚渫土を港湾・空港などの建設事業において、積極的に有効活用(リサイクル利用)することが期待されています。
 事前混合処理工法は、土砂に少量の安定材(セメント等)と分離防止剤を事前に添加・混合し、新材料に処理した後、所定の場所に運搬・投入してそのまま安定した地盤を造成する工法であります。この工法は、当初、砂地盤の液状化防止対策の一つとして開発されましたが、岸壁背後などの土圧低減を目的とした工法としても活用されています。
 平成11年4月に発刊した「事前混合処理工法技術マニュアル」は、港湾施設の設計・施工に携わる技術者の方々に広く利用されてきましたが、平成19年に改正された「港湾の施設の技術上の基準・同解説」が、仕様規定から性能規定に移行したことにともない、本マニュアルの関連部分を見直す必要が生じました。また、事前混合処理工法については使用する土砂の範囲が拡大したこと、および土砂と安定材の混合方式が当初のベルトコンベア方式のほか、自走式土質改良機等による新しい混合方式の採用が増大したことから、この度「事前混合処理工法技術マニュアル(改訂版)」として、新たに改訂版を発刊することといたしました。
 本マニュアルは、設計・施工に関する留意事項をはじめとして設計計算例や施工例を収めており、事前混合処理工法の設計、施工に携わる方々の参考になるものと確信しております。

  平成 20 年12月発刊 A4 / 215ページ  6,286円 (税込)
(本体5,715円+消費税571円)
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