●東京国際空港沖合展開事業技術総録

 東京国際空港沖合展開事業は、従来の空港の沖合に新しく滑走路やターミナルなどの全ての空港施設を建設・移転するものです。浚渫ヘドロや建設残土で埋め立てられた超軟弱地盤であったこと、滑走路やエプロンなど多種多様な空港施設の急速かつ高精度の施工が要求されたこと、さらには現空港を運用しながらの施工であったことなどから、本事業は、技術的にきわめて困難で創造性を要求されるものでした。 本技術総録は、大規模な地盤改良、不動沈下や高地下水位にも対応できる舗装構造の開発、多数の橋梁群をはじめとするターミナル地区全体の景観設計など、多岐にわたる技術課題とその対応策が体系的にとりまとめられた唯一のものであります。 編集にあたっては、調査・試験の考え方、既往の技術や研究との関連、特に工夫した施工管理手法などに重点をおき、必要に応じて詳細な数値等も記載されています。このため、単なる工事誌に留まることなく、今後の空港建設や沿岸域開発にあたって、幅広くご活躍いただけるものとなっています。

絶版 平成 12 年3月発刊 A4 / 1281ページ  10,476円 (税込)
(本体9,524円+消費税952円)
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