26.港湾の施設の維持管理技術マニュアル

 港湾の施設は、長期間にわたって社会に貢献することが期待され、要請される機能を保持しつつ供用されなければなりません。
 そのためには、構造物の設計や施工における配慮のみならず、供用開始後の適切な維持管理とともに、必要に応じて適切な補修・補強が必要となります。また、維持管理に当たっては、施設のライフサイクルマネジメントを十分に考慮する必要があります。
 平成19年4月1日より改正された「港湾の施設の技術上の基準を定める省令」が施行され、技術基準対象施設の維持に関する事項が明記されました。また、「技術基準対象施設の維持に関し必要な事項を定める告示」では「技術基準対象施設の維持管理計画等は、当該施設の設置者が定めることを標準とする。」ことになりました。
 これを受け、独立行政法人港湾空港技術研究所をはじめとする関係者が、現状の技術的知見を結集し、港湾の施設の維持管理に係る基本的な考え方について取りまとめた「港湾の施設の維持管理技術マニュアル」が新しく作成されました。
 その成果が関係者に広く普及・活用されるよう、また、多くの御要望に応えられるよう、独立行政法人港湾空港技術研究所のご了承を得て、当財団法人より発刊することとなりました。
 本マニュアルは「港湾の施設の技術上の基準・同解説」,「港湾の施設の維持管理計画書作成の手引き」においても、維持管理のための基本的かつ共通的な事項についての参考資料として引用されており、港湾の施設の維持管理等に携わっておられる方々にとって、有効にご活用いただけるものと考えております。

絶版 平成 19 年10月発刊 A4 / 227ページ  6,286円 (税込)
(本体5,715円+消費税571円)
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