51.ゴム防舷材の設計法と試験法に関するガイドライン

 防舷材は係留施設の附帯設備の一つとして、船舶の安全な接岸と安定的な荷役に重要な役割を果たしています。
ゴム防舷材の設計法や試験法については、「港湾の施設の技術上の基準・同解説」では設計法、「港湾工事共通仕様書」では仕様と試験法が規定されています。それらの設計においては、接岸速度や自然環境等による性能変動の影響については考慮されていませんでしたが、近年、ゴムの性質を考慮した性能変動の影響に関する知見が充実してまいりました。
そのため、ゴム防舷材の設計法と試験法の精緻化・高度化を図るために、接岸速度や自然環境等の性能変動の影響を考慮する手法を示し、現状の技術的知見を整理することによって、ゴム防舷材のより合理的な設計法と試験法の実用的なガイドラインを作成することとなりました。平成27年8月に当センターと日本のゴム防舷材製造会社の主要5社からなる共同研究を開始しました。また、平成29年度には、学識経験者からなる委員会を設置し、共同研究で作成したガイドライン案を委員会に諮り審議を重ね、「ゴム防舷材の設計法と試験法に関するガイドライン」としてとりまとめ、発刊することとなりました。本ガイドラインは、図表を多く取り入れ、付録にゴム防舷材の設計事例を示し、具体的にわかりやすくまとめました。
また、本ガイドラインの内容はPIANCのGuidelines for the Design of Fenders Systems(2002)等の国際規格との整合も図られています。

  平成 30 年9月発刊 A4 / 121ページ  3,240円 (税込)
(本体3,000円+消費税240円)